RoHS指令対応
RoHS指令とは?
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RoHS指令とは、電子・電気機器に含まれる有害物質の使用を制限するための欧州連合(EU)の指令のことです。
EUに電子・電気製品を出荷する場合には、禁止物質である鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、 ポリブロモビフェニル、ポリブロモジフェニルエーテルの含有量を閾値以下にする必要があります。
ただし、RoHS指令で決められている適用除外用途と呼ばれる用途については、閾値を超えた禁止物質の含有が認められています。
また指令の改正により、2019年7月22日からフタル酸ビス(2-エチルヘキシル)、フタル酸ブチルベンジル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジイソブチルの4物質が禁止物質に追加となり、これまでの6物質から10物質が制限されることになりました。
禁止対象物質について
- EU RoHS指令では、次の特定有害物質の使用が禁止されております。
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物質名 |
閾値 |
対応時期 |
(1) 鉛およびその化合物 |
1000ppm |
当初より |
(2) 水銀およびその化合物 |
1000ppm |
当初より |
(3) カドミウムおよびその化合物 |
100ppm |
当初より |
(4) 六価クロム化合物 |
1000ppm |
当初より |
(5) ポリブロモビフェニル(PBB) |
1000ppm |
当初より |
(6) ポリブロモジフェニルエーテル(PBDE) |
1000ppm |
当初より |
(7) フタル酸ビス(2-エチルヘキシル)(DEHP) |
1000ppm |
2019年7月 |
(8) フタル酸ブチルベンジル(BBP) |
1000ppm |
2019年7月 |
(9) フタル酸ジブチル(DBP) |
1000ppm |
2019年7月 |
(10) フタル酸ジイソブチル(DIBP) |
1000ppm |
2019年7月 |
当社の取り組みについて
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当社の環境方針に基づき、改正されたRoHS指令(禁止10物質)に対応した製品への順次切り替えを、2018年7月より開始し、2019年7月に完了させています。
現在、製品カタログやホームページに掲載しているRoHS指令対応情報や、仕様書に記載しているRoHS指令の情報は、全て改正されたRoHS指令(禁止10物質)についての情報となります。